4月29日の北海道新聞(朝刊)に次のような記事が掲載されていました。
執筆者は右川英徳記者です。
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駒大苫小牧高の香田誉士史前監督が高校野球を離れ、大学野球の
指導者として新たな一歩を踏み出す。夏の甲子園連覇を果たした
手腕に高校からも誘いの声があったとみられるが、大学に活躍の
場を求めた胸中にはどんな思いがあったのか。
「高校野球は競技なのか教育なのか。香田さんは責任感が強いから、
矛盾に悩んだ末、最後は純粋に野球にのめり込める大学を選んだ
のではないか」。かつて監督として北海高を何度も甲子園出場に
導き、現在は北翔大を率いる大西昌美監督はこう指摘する。
高校野球はグラウンド外での指導にもエネルギーを費やさねば
ならず、野球指導者としての意味を問い直す監督は多いという。
香田前監督も同様の事情から大学野球に転身したのではないか、
とみるのだ。
駒大苫小牧高は2004年に夏の甲子園制覇を果たし、全国の有力校
から目標とされる強豪になった。一方で元部長による暴力問題、
部員による飲酒喫煙など不祥事が相次ぎ、香田前監督はその対応
にも追われた。
野球部は部員が100人を超す大所帯に膨らんだ。野球以外の生活
指導や進路にも目を配ることを求められた。こうしたプレッシャー
が若き名将を精神的に追い込んでいったという。
一方、大学野球部は部員の自主性が重んじられ、チーム運営の中心
は学生。指導者はグラウンドでの野球指導に専念できるところが
多い。札第一高の菊池雄人監督は「互いに競争を意識させてレベル
アップを図り、個人の自主性を重んじる香田さんのやり方は大学
向き。今より『らしさ』を発揮するのでは」と話す。
新天地に選んだ鶴見大は神奈川大学野球連盟に1982年に加盟した
比較的新しいチーム。1部リーグでの優勝はなく最高は4位。
昨秋は5位だった。このチームがどのように変ぼうしていくか、
注目されそうだ。
香田前監督の大学の先輩でもある旭南高の小池啓之監督は、
「香田さんなら信頼して選手を預けられる。教え子には進学先の
候補として勧めたい」と話した。
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